さて、あと1ヶ月もしないうちに、東日本大震災から1年が経とうとしています。
震災発生時はFC奈良でも活動休止などの対応をとったりと、影響を受けることとなりました。
しかし、それらは被災地の方々の被害に比べれば小さなものです。
そこで、FC奈良ではチームを上げて被災地を支援する活動を行なうことを決めました。
きっかけは、SL担当の山本コーチが、被害の大きな地域として報道される南三陸町のサッカークラブ「FC南三陸」の方々と連絡を取り合っていたことから始まりました。
この記事では、支援活動の中心的な役割を果たしてくださった山本コーチからのメッセージを基に、支援活動についての報告をさせて頂きます。
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2011年と言う年は、忘れられない年になりました。
報道でも良く耳に
する宮城県南三陸町は、3月11日の東日本大震災にて、壊滅的な被害を受けてしまいました。
ご縁があって、南三陸町で活動されている「FC南三陸スポーツ少年団」の方と知り合うことができました。
先方より、「ユニフォーム一式、津波に流されてしまい困っている」との声を聞き、FC奈良関係者で募金を募り、ユニフォーム代の義援金と子供達が書いたメッセージを、FC南三陸さんへお渡しすることが出来ました。

6月FC南三陸 橋本コーチへ
先日、そのお礼としてFC南三陸さんより、新ユニフォームを着た写真と共に、暖かいメッセージの入ったTシャツを送付して頂けました。これらは、FC奈良の年末恒例の「蹴り納め」に展示し、FC奈良の皆さんに報告をすることが出来ました。
写真と手紙

メッセージ入りTシャツ
チーム内の間では、「いつか、FC南三陸さんと交流試合が出来ると良いね」と言う声も挙がっています。FC奈良とFC南三陸さんとの間で、「絆」が生まれたと思っています。
まだまだ復興には時間が掛かりますが、引き続き、横浜の地よりチーム全体で、FC南三陸さんのご発展・ご活躍をお祈りしています。
12月蹴り納めにて
負けるな!!FC南三陸さん!!
がんばれ!!東北!!
皆さんは、決して一人ではありません!
また同時に、宮城県登米市柳津にて被災者支援活動をされている宝性院 杉田さんへ、チーム関係者で集めた支援物資を届ける事も出来ました。杉田さんを介して、必要とされている被災者の方々に、物資を確実にお渡して頂けました。
6月宝性院 杉田さんへ
皆様の暖かいご協力のお陰で、多くの方々に笑顔・勇気を届けることが出来ました。本当にありがとうございました。
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いつか本当に交流試合が出来ると良いですね!
あの日からもうすぐ一年。
被災地の皆さんは力強く、復興に向けて歩んでいます。
FC奈良もその元気に負けないように、力いっぱいサッカーを楽しみましょう!